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プロジェクタービューのブレンド

Projector View Blending(プロジェクタービューのブレンド) は、プロジェクション面 ごとに設定できるオプションで、面をプロジェクタービュー内で半透明にし、プロジェクターがその背後にあるものを「透かして見る」ことができるようにします。設定はスクリーンの 出力プロパティ で行い、有効にするには面のブレンドを Alpha に設定する必要があります。

これは、前面の面を意図的に「通り越して」投影するテクニック — 背後のセットに光を投影したり、ダウンステージのカーテンをフェードアウトさせて奥のセットを見せたりする — の基礎となります。

r32.0.3 での最近のアップデートにより、Projector View Blending が有効な面の扱いが変更され、こうした透明な面を使ったテクニックが可能になりました。本ページでは、この機能の仕組み、用途、および従来の動作との違いについて説明します。

プロジェクターがビューをレンダリングする際、視線内にどの面やオブジェクトが、どの奥行き順で入るかを判定します。通常、前面にある面は、実際のプロジェクターと同じように、その背後にあるものを遮蔽します。

Projector View Blending を有効にすると、面は背後のオブジェクトを遮蔽しなくなります。プロジェクターはその面を透明として扱い、奥にあるセット、出演者、その他の面を「透かして見」ます。面自体のコンテンツは、引き続きアルファに従って出力にブレンドされます。不透明なピクセルはコンテンツまたは光として表示され、透明な領域は背後にあるものを映し出します。

透明な前面を通り越して、その背後にあるものへ投影したい場合は、いつでも Projector View Blending を使用します。

  • Light Casting: 透明な面を 3D 空間に配置し、仮想ゴボとして使用します。その不透明なピクセルが背後のセットに光、パターン、カラーウォッシュを投影し、プロジェクターを柔軟な仮想照明器具として再利用できます。

  • Downstage Curtains: 前面のカーテンがフェードイン・フェードアウトする間も、奥のセットへのプロジェクションマッピングを継続できます。プロジェクターがカーテンを透かして奥のセットを見るため、カーテンを引き上げる際に目に見える「スナップ」なしにクロスフェードで消すことができます。

この変更以前は、Projector View Blending の面は完全な遮蔽物として機能し、その背後に配置されたものへのプロジェクターの視界を遮っていました。面より奥にあるセット、出演者、Mask Object はプロジェクターから隠され、面を通して投影することも、面上に表示することもできませんでした。新しい動作では、代わりに面を透明として扱うため、上記のテクニックが可能になります。

従来の動作新しい動作(デフォルト)
プロジェクタービュー内の Projector View Blending完全な遮蔽物として機能透明(透過)として扱われる
面の背後にあるセット/出演者プロジェクターから隠れる表示され、投影可能
面より奥の Mask Object遮蔽され、前面に表示されない表示され、前面に表示可能
面を通した光/コンテンツの投影不可対応(参照: Light Casting
ダウンステージカーテンのクロスフェード不可対応(参照: Downstage Curtains

新しい動作がデフォルトです。ショーが従来の動作に依存している場合は、次の手順で元に戻すことができます。

  1. d3 ManagerAdvanced Machine Settings を開きます。
  2. useLegacyProjectViewBlending オプションスイッチを有効にします。
  3. 変更を反映するために d3 を再起動します。

これにより、プロジェクト内のすべての Projector View Blending 面で以前の動作が復元されます。